調査時に外壁足場を架設できない場合、調査費用・建物の形状・隣地との関係性などを考慮し、各建物に適した方法で調査致します。調査後は、劣化箇所を示した図面調査・写真を添付した報告書を作成し、今後の改修計画を提案します。
改修工事では美観の向上だけではなく、いかに建物を長寿命化させることが重要であり、特に工事完了時に隠れてしまう下地・躯体の補修の品質により耐久性の差が生じます。下地モルタル・躯体部のひび割れ、鉄筋錆による爆裂、欠損及び、タイル・下地モルタルの浮き等を調査し、劣化状況に合った補修を行います。
高圧洗浄で塗装面の埃や、付着物を清掃し、既存の塗装材の性質に合った材料で塗装します。希望によっては既存の塗装色・パターンを変えてイメージアップすることもできます。又、高弾性の防水性の塗料や汚れの付きにくい光触媒等、目的に合わせた施工が可能です。
スチール製の手摺や階段及び機械式駐車場等は、塗膜が痛むとすぐに材質の劣化・不具合が生じますので、定期的な塗り替えが必要です。
建物の防水材は10年を過ぎますと日射や温度変化による膨張・収縮により材質が劣化し、防水性能が低下し始め、防水工事が必要になってきます。屋上防水は漏水だけではなく、水の侵入・浸透による建物の劣化を守るためにも大事な機能です。
平場床面・側溝部・ドレン廻り・竪樋貫通部等のひび割れから漏水が生じる可能性が高く、ひび割れ等の下地補修を行った上で立上りまでウレタン塗膜等で防水します。意匠性・耐久性に優れた長尺シートをウレタン塗膜防水と併用して施工することも可能です。
スチール製の避難ハッチ、竪樋の支持金物等は経年により、発錆による腐食が生じやすく、ステンレス製等の耐久性の高いものへの変換を致します。